2019年5月 活動まとめ
読書記録
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年間目標について
情報科学をさまざまなレイヤーから学習する
プログラムはなぜ動くのか 第2版 知っておきたいプログラムの基礎知識
- 作者: 矢沢久雄
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2014/01/09
- メディア: Kindle版
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CPUやアセンブリ言語に興味があるなら一考の余地あり。C言語の参考書にもなる。
入門書として簡潔にまとまっている。1冊目の教科書として良さそう。
1年かけて読了「西洋美術の歴史1~8」
4巻を読了。
Guardian's 1000 novels everyone must readより月2冊読む(特にジェーン・オースティン,チャールズ・ディケンズ等を起点に)
ケイン「郵便配達は二度ベルを鳴らす」読了。
1934年の米文学。フランクやコーラの行動は,きっと幸せ者には理解不能だろうし,容易に攻撃対象になりうる。けれど彼らの身体的精神的脆弱さ(Fragile)に目を向ける者は,ある程度の同意をするかもしれない。
古代ギリシャ思想をもとに倫理学,政治学の基礎を組み立てる(月1作品ペース)
ユークリッド「原論」について,解説を中心に読んだ。
- 作者: 中村幸四郎,寺阪英孝,伊東俊太郎,池田美恵
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 2011/05/25
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 13回
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ファインマン物理学からやり直す物理学全般
1巻を読了。
ある程度数学に習熟した上で読むと,なぜそのような数式を使うかの見通しが良くなり,また違う現象どうしの式の類似性に驚嘆できると思う。ただし言葉に惑わされる可能性があることから初学者には厳しい。
応用数学に向けた演習
5月は時系列分析を学習した。
現場ですぐ使える時系列データ分析 ~データサイエンティストのための基礎知識~
- 作者: 横内大介,青木義充
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2014/02/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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実務で必要な人向け。最初の1冊目としては使いやすい,まずは時系列データの見方を知るところから。/扱う内容:時系列プロット,コレログラム,定常性,ARモデル,単位根,分散不均一構造,ARCHモデル,GARCHモデル,共和分,デンドログラム/扱わない内容:MAモデル,ARMAモデル
時系列分析と状態空間モデルの基礎: RとStanで学ぶ理論と実装
- 作者: 馬場真哉
- 出版社/メーカー: プレアデス出版
- 発売日: 2018/02/14
- メディア: 単行本
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扱う内容:ARIMAモデル,見せかけの回帰,VARモデル,GARCHモデル,カルマンフィルタ,HMC法/広い範囲を網羅したテキスト。青木「現場で使える時系列データ分析ー」の次に読んだ。時系列分析の手引きとして使いやすい。
経済・ファイナンスデータの計量時系列分析 (統計ライブラリー)
- 作者: 沖本竜義
- 出版社/メーカー: 朝倉書店
- 発売日: 2010/02/01
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 101回
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馬場「時系列分析と状態空間モデルの基礎」や横内/青木「時系列データ解析」の理論的補強として読んだ。/第3章までの理解が怪しいならそこを徹底して熟読するだけでも価値はある。問題ないならVARモデルやGARCHモデルに挑戦するとよい。
専門分野の学習
解剖学を学習中。
今月の読め本
牧野信一「地球儀」
1923年の作品。「Ambivalent」が読解のキーワードらしい。それはともかく,地球を玩具としてスピンする風景がいじらしい。作中作において,ああでもないここでもないと回想をいじくりまわした痕跡が,地球儀を回す行為に投影される,けれど実際は無邪気に回していたのだろう。親になるにつれて,無駄に煩いが増えるものかもしれない。もう少しオモチャ箱の中身を見てみたい,そういう作品だった。
2013年センター試験の現代文に登場,「シイゼエボオイ・エンドゼエガアル」「スピンアトップ・スピンアトップ・スピンスピンスピン」などで受験者を苦しめた(?)とされる。ざっと見た感じ,前問の評論とあいまってペースを崩されそうだという印象(慣れていれば何とかなりそうだが)。
永田靖「サンプルサイズの決め方」
大まかな流れ:検定手順→検出力の計算→サンプルサイズの設計→確率分布の数理統計学的背景
例えば臨床試験において,適切なサンプルサイズの設定は重要である。少なすぎるのはもちろん,多すぎてもいけない。この辺りの解説は記事にまとめておいた。
雑記
読みたい本は増え続けるばかりで,とうとう600冊を超えてきた。
何かしたいなぁと思ってそのまま何もしないと,そのことが頭にまとわりついて離れない。記憶容量には限りがあるので。そこで,外部に記憶を「委託」することで,記憶容量が開放される。